ストレス解消と健康に草取りの効果

目次
草取りがストレス解消に効果的な理由
私は草取りがけっこう好きです。
暑くなってくるとしんどいので、春先などは草取りにちょうどいい季節です。
草取りをすると、気分がスッキリします。
実際、ストレス解消効果がある、ということなので、その理由をまとめてみました。
1、自然と体を使う
草取りをすると、意外に体を使います。
草を取るためにはけっこう力を使いますし、大きく育ってしまった雑草を根ごと引き抜くのは、大変な作業です。
また、草取りは場所を移動していくので、立ったり座ったり、取った草を運んだりと、気がつくと無理なく自然に体を動かしています。
取った草を袋にまとめると、けっこうな重さになり、運ぶのにも力がいります。
しゃがんだままでいると足や腰が痛くなるので、適度に体を伸ばすことも、自然にするようになります。
土からマイナスイオンが発生している
草取りで触れる土からは、マイナスイオンが発生しているそうです。
特に、雨上がりなどは水分があって、よりたくさん発生します。
雨上がりの日なんて、草取りに絶好の機会です!
草も取りやすいし、マイナスイオンもより多く吸収できるなんて!
わざわざ人が賑わう公園まで出かけていって、噴水の恵みを人と取り合うこともないのです。
本能や五感を刺激する
「草を取る」行為は、自然の植物を刈り取る行為に似ていて、人間の本能的な行動なのだそうです。
本能的な行動をすることで、人間の原初的な欲求が満たされるそうです。
また、草を見て、手に取り、刈り取り、集める、といった一連の作業は、視覚、触覚、聴覚などを使い、土や草などの匂いで嗅覚も刺激されます。
人間の持つほとんどの感覚を使うことによって、感受性や感情などが育まれます。
無心になれる
草取りをしている時は、ただ目の前にある草を黙々と取っていくだけです。
ここを取ったら次は隣、その隣、また隣、見まわして、そこの草も、と次々と草を取っていきます。
草を取ることに集中しているので、余計なことはあまり考えません。
この草取れないな、とか、あ、取れた、とか、単純なことを感じるだけです。
ある意味、無心の状態になれるので、脳が考えすぎることなく頭がスッキリします。
私はよく草取りの最中に、悩んでいることの答えがひらめくことがあります。
草取りには瞑想と同じような、一種のフロー効果のようなものがあると思います。
草取りを終えると
私は草取りをしていると夢中になってしまい、あっというまに一時間くらい経ってしまいます。
もっとしたいと思うのですが、ほかにも仕事はあるし、取った草の始末や後片づけもあります。
満足感とスッキリ感
草取りを終えたあとを見ると、実際、本当にスッキリしています。
視覚的にスッキリしたものを感じられるので、気持ちもスッキリします。
そのスッキリを成し遂げたのは自分だという満足感も感じられます。
体を使ったことで、体にも心にも充足感が得られます。
草取りをした日は、夜もぐっすり眠れる気がします
身近なことでリフレッシュできる
実験で、部屋で好きなことをして過ごすグループと、外で草取りをして過ごすグループのストレス解消度を比べる、というものがあったそうです。
結果は、草取りグループのほうが、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が低かったそうです。
草取りの効果はガーデニングと共通します。ガーデニングのほうが、植物を育てたり収穫したりという楽しみがあるので、より効果があると思います。ガーデンセラピーという言葉もあります。
家の外へ出て草が生えていたら、ちょっと草取りをしてみてはいかがでしょうか。
庭がない人は、室内でもベランダでもいいので、何か植物をひとつ育てるだけでも、気分が変わるのではないでしょうか。