イライラは、思いこみから解放されるチャンス

私たちは、イライラ、モヤモヤを日常的に感じます。
その度に嫌な気分になり、こんなイライラを感じないようになりたい! と思います。
あなたが感じるイライラには、ちゃんと理由があるのです。
イライラを感じたときは、あなたが変わるチャンスなのです!
目次
ちょっとしたことで感じる負の感情
普段あなたはどんなことで、イライラしたりモヤモヤしたりしますか? どんなことで「生きにくさ」を感じますか?
できればいつも穏やかな心でいたい。いつも楽しく笑っていたい。いつも幸せでいたい。もっと幸せでいたい。
そのためにはイライラやモヤモヤなどなくしたい! と誰もが思います。
感じ方は人それぞれ
なぜ人は、ちょっとしたことでイラっときたり、モヤッとしたりしてしまうのでしょうか。
負の感情を感じる出来事は、人によって違います。
同じ出来事に対して、怒る人もいれば悲しむ人もいますし、全く気にしない人もいます。
気にしないでいられたら、どんなに楽でしょうか。
なぜ自分は、こんなことで怒ったり悲しんだりしてしまうのでしょうか。
その答えは自分のなかにあります。
負の感情を感じさせている「思いこみ」
誰もがその人なりの「思い」をもって生きています。
「思い」は、これまで生きてきた経験や体験などから学んできたことに基づいています。
その「思い」は、「こうするほうがいい」「こうするのが正しい」と、今の自分の行動などを決めています。
生き方や育ってきた環境などは人それぞれです。
その人が持っている「思い」も人によって違います。
その人が「思いこんでいる」ものも違います。
出来事などに対する「感じ方」も当然、人それぞれ変わってきます。
幸せになるために
できれば、イライラしたりモヤモヤを抱えたり、怒ったり悲しんだりせずに、幸せに生きていきたいと誰もが思います。
怒ったり悲しんだりしないためには、自分自身の「思いこみ」を知ることが必要になってきます。
負の感情が教えてくれていること
できれば感じたくない負の感情なのに、どうして感じてしまうのでしょうか。
心の中に「こうしなければならない」と思いこんでいるものがあると、そうならなかった場合にイライラやモヤモヤを感じてしまいます。
「こうするべき」「こうなるべき」なのに、そうならなかった! ギャップにジレンマを感じるからです。
そういった「思いこみ」は、自分がこれまで生きてきて「正しい」と定義してきたもので、無意識にインプットされています。
「こう感じよう」とするまでもなく自動的に「感じてしまう」元になっているので、自分ではコントロールできません。
イライラやモヤモヤは、自分が持っている「思いこみ」があることを知らせてくれています。
自分の「思いこみ」を知る
イライラ、モヤモヤしないためには、自分がどんな「思いこみ」を持っているかを知ることです。
自分という存在は、あまりに近すぎ、あまりに当たり前すぎるので、「自分はどうしてこう感じたのだろう? 」などと深く追求することはほとんどありません。
「こう感じる」のは、「こう感じさせる」何かがあるはずなのです。
それが「思いこみ」です。
「思いこみ」にも「そう思いこんだ」理由や原因となる出来事があります。
それを探っていくと「だから、こう思いこんでしまったのか」ということが分かります。
「思いこみ」があることを知る
人は誰もが自分の正しさに従って生きているので、実際「自分は正しい」と思ってしまいがちです。
自分が「正しい」と思うことは、これまでの自分の生き方によるものなので、人とはちょっと違うかもしれません。
自分の正しさだけではなく、「こういう正しさ」や「ああいう正しさ」もあるのだということを、まず理解しましょう。
自分の正しさを決めている「思いこみ」を知り、それがすべてではないことが分かれば、自分の「思いこみ」から解放されます。
「思いこみ」から解放されれば、「こうでなくてもいいんだ」と思えるようになり、イライラやモヤモヤも減っていきます。
すべては「まず自分から」です。自分を知ることから始めましょう。
ひとつひとつ「自分」を知っていくことで、イライラも減っていきます。