お金を出すときの波動と言葉を発するときの波動

「お金はなぜ力を持っているのか「大切なもの」は何?」の記事で、お金を出すときの波動が大切、ということを書きました。
「言葉の波動と言葉を発するときの波動」の記事で書いたことは、言葉自体が持つ波動に加え、言葉を発するときの波動も大事ということでした。
お金も言葉も、「出す」ときの波動が大切なようです。
無理に出すことはない
お金や言葉は、どうしても自分から出ていくものです。
何のために? というと、自分に必要なものを得るためです。
お金を出したくないのなら出さない
お金を出すときに「出したぶん戻ってくるよね、戻ってくるよね」という不安な気持ちでいるのは、「お金はなぜ力を持っているのか「大切なもの」は何? 」の記事にも書いたように、良くない波動が発しています。
出すお金に未練があるからです。
出してはいるけど、出したくないという未練があるので、お金は気持ちよく出ていけません。
お金は使われてこそなんぼのものなので、気持ちよく出ていかせてくれないところへは、また来ようとは思わないでしょう。
同じように出すときに「あー、お金なくなっちゃう。なくなっちゃう」などと思うことも良くないです。
意識が「なくなっちゃう」ほうへばかり向いているので、使ったぶん確実になくなる気がします。
本当は出したくないのに、無理やり出しているのならば、出さないでいたらいいかもしれません。
必要だから、というのであれば、本当に必要なものにだけお金を出すことにして、お金が出ていくことで必要なものを得られる喜びを感じる方がいいでしょう。
言いたくない言葉なら言わない
嫌なことがあったら「ありがとう」と言うといい、と聞き、私もやってみたことがありますが、これ、あまり良くないらしいです。
言葉と心が一致していないので歪みが生じてしまうからです。
なぜ嫌なことが起きたのに感謝する言葉を言うのか、というと、脳の仕組みと関係があるようです。
脳は、自分が言う言葉を聞いて、それに見合うように状況を修正して捉えようとします。
「ありがとう」と言うなら、「ありがとう」と言うだけのことが起こったのだな、と状況を捉えようとするわけです。
でも、ムカつく! と感じているのに、「ありがとう」なんて言えませんよね。
ムカつく! ありがとう、ムカつく! ありがとう! をくり返して、ムカつく! 状況が「ありがとう」なんだなと認識できればいいのですが。
どっちなんだよ、と脳が混乱してしまうような気がします。
嫌な状況なのに「ありがとう」と言うこと自体、無理があることなので、不自然で良ろしくないです。
気持ちにしっくり寄り添う言葉を口に出すことで、心は癒されるのだと思います。
本当に大切にするべきものは?
何にせよ「無理やり」は不自然なので良くないです。
お金にしても言葉にしても、本当にそれを出したいのかを考えられるといいですね。
「必要だから」という理由でも、お金を出すことで必要なものが得られるという状況に感謝したいものです。
「お金」が有難いのではなく、「お金」によって得られるものが有難いのです。
言葉も、人や周りの様子をうかがって、言い換えたり遠まわしにしたり、口先だけのことを言っていたりしていると、自分自身もそういう人間になってしまいます。
ありのままの気持ちを口に出すことで、ありのままの自分を受け入れてもらえます。
ありのままの自分を出して、相手が拒絶したり否定したりしたら、その相手が、ありのままの人も自分も受け入れられないという問題を抱えているのです。