「したくないこと」は人生のステージが変わる入り口

したくないこと、苦手なことは、誰にでもあります。
したくなのに、苦手なのに、どうしてもしなくてはならないこともあります。
それはもしかして「あなた」に「今」ふさわしい事なのかもしれません。
目次
したくないのに、しなければならない事や状況
子供の学校の役員など、みんなの代表のようなことは、みんながしたくないですよね。
「どうしても自分でなきゃダメなこと」ではないからです。
「自分でなきゃダメなこと」だとしても、したくない仕事や任務、ボランティア的活動などもあります。
また、しなくても特に構わないようなこともあります。
ではなぜ、したくないこと、しなくても構わないことなどが、目の前に現れるのでしょうか。
くじで役員に当たった私
私も以前、くじで地域の役員に当たったことがありました。
私は当時、外で働いてはいませんでしたが、家の事や子供、家族の事などでそれなりに忙しかったので、当たった(ハズレた?)時は大変ショックでした。
その役員の仕事がどういうものか、まったく分かりませんでしたから、新年度が始まるまでずっと「やだなー。ああ、いやだ…」という重い気持ちで過ごしていました。
いよいよ役員の仕事が始まると、確かにすることはあって大変は大変なのですが、お祭りなどのイベントがある時だけですし、良い人たちと知り合える機会にもなりました。
役員にならなければ起こらなかったであろう嬉しい出来事もありました。
役員の仕事が始まってみてから、「これは運命だったんだ! 」と感じました。
したくないこと、苦手なこととは…
役員に当たってしまったことで、気づいたことがありました。
それは、「自分がしたくないことや苦手なことは、今までの自分の生き方以外の道である」ということです。
今まで、「したくない」「苦手だから」と言って、してこなかった事だったのです。
しかしそれは、今までの自分とは違うステージに上がることだったのです。
私の場合、くじに当たったことで強制的にやらざるを得ませんでしたが、それは、今までの自分が選んできた道とは違う道を進まざるを得ない力が働いた、ということだったのです。
その先には、今までの自分では得られなかった幸せや出逢いがあったのです。
私はそれを、受け取ることができました。
「あなた」だった理由がある
くじに当たったときは「なぜ、私なの? 」と思いましたが、それが私にふさわしい道だったのです。
その時の自分にふさわしい道が、目の前に現れ、そこへ進ませる力が働いたのです。
ほかの誰でもない、「その時の私」にふさわしい道だったのです。
「なぜ、私が? 」と思うようなことがありますよね。「私じゃなくてもいい。ほかの人でもできる」と。
けれどその先には、「その時のあなた」にふさわしい、新しいステージに上がる道が用意されているのかもしれません。
そこへ行くことで、これまでとは違った経験や幸せが得られるのではないでしょうか。
「したくないこと」や「嫌な事」が持つ意味
「したくない」「嫌だ」と感じることは、つまり自分にとって「違和感」を感じさせるものです。
今の自分とは異質なものであり、自分の許容範囲外のことです。
自分とは違う世界のことなので、その「違和感」に入っていくことは、自分の世界が広がることを意味します。
「したくないのに、せざるを得ない」状況というのは、あなたを新しいステージへと導いていることなのです。
違和感を感じるものをすべて拒否し、自分の居心地のよい殻に閉じこもっているだけでは、新しい自分にはなれないでしょう。
人は「変わりたい」と口では言いつつ、つい自分の慣れた環境に留まりたがるものです。
知らない未知の環境へ入ることは不安だからです。
したくないことや苦手なことは、いつでもあなたの目の前に現れます。
「嫌だ」と思ってもいいです。「したくない」と叫んでもいいです。
目の前に現れるものが、今のあなたにふさわしいものなのです。
・・・・・
ありがとうございました。
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